CentOS6.9の設定1:デスクトップ環境とVNC環境の導入(サーバ側)
デスクトップ環境の選択
CentOS6上で簡単に構築できそうなデスクトップ環境はGnomeか、KDEか、xfce。
なるべく負荷をかけたくないので、xfce一択です。
本当は、LXDEやMATEも考えましたが…面倒くさそうなので、xfceに逃げました(笑)。
Xwindowとxfceのインストール
下記のコマンドでお手軽インストールです。
$ sudo yum groupinstall "X Window System" $ sudo yum groupinstall "Japanese Support" $ sudo yum groupinstall Xfce
もしエラーがでたら、下記を実行してから、再度実行するとで解決できるかもしれません。
$ sudo yum install -y epel-release
hostsファイルの編集
xfceを起動したとき、『Could not look up internet address for~』というメッセージが表示されました。
これを回避するのは下記を実行します。
$ sudo vi /etc/hosts
このファイルの『127.0.0.1 localhost』を『127.0.0.1 localhost (ホスト名)』にします。
ホスト名が『vpshostname』の場合、下記の通りとなります。
127.0.0.1 localhost vpshostname
これで『Could not look up internet address for~』が出なくなります。
VNCサーバのインストールと設定
遠隔操作でデスクトップ環境を使うためにVNCサーバをインストールし、VNCのパスワードを指定します。
$ sudo yum install tigervnc-server $ vncpasswd
サーバ起動時にVNCが起動するように『/etc/rc.local』を編集します。
$ sudo vi /etc/rc.local
下記を追記します。
su - ユーザ名 -c "/usr/bin/vncserver :1 -geometry 1024x700 -depth 16"
ユーザ名は接続するVNCで接続するユーザ名です。
1024x700は解像度です。自由に設定できます。
次にVNC接続時にxfceが起動するように設定を変更します。
$ cd ~ $ vi .vnc/xstartup
このファイルを下記の通り修正します。
#!/bin/sh unset SESSION_MANAGER xsetroot -solid grey vncconfig -iconic & exec xfce4-session &
上記の通りxstartupを修正しないと、下記のメッセージがvncのログに出力され、xfceが起動しません。
(gnome-settings-daemon:2273): WARNING **: Connection failed, reconnecting...
修正前の『xstarup』だと、『/etc/X11/xinit/xinitrc』を使ってgnomeを起動しようとするためのようです。
サーバ側の設定はこれで完了です。
クライアント側も設定します。